柔道の歌
三船久蔵十段は、1953年(昭和28年)に70歳をむかえ、自らが作詞を手がけた「柔道の歌」を作りました。
作曲は、「野ばら」などの名曲を生み出した山田耕作氏によるものでした。
ここで、三船久蔵十段が書いた歌詞を紹介します。
不断の稽古に邪念なく 心は虚しく 身も軽しい
中心帰一のことわりを 忘れず励まん ひとすぢに
これぞまことの わが柔道 わが柔道
百練千磨の功を積み 七転八起の妙を得ん
解脱の奥義を悟りなば 変応自在の球となる
これぞまことの わが柔道 わが柔道
柔の道には国境(さかい)なく 和らぐ心に敵はなし
世界の友らと手を組みて 樹(た)てばや平和の理想郷
これぞまことの わが柔道 わが柔道